このページでは、在宅ワーク・リモートワークで求められる必要スキルについて解説。
ワークライフバランス確保のために在宅ワーク・リモートワークを希望する人も増えてきています。その分、競争倍率も高いため在宅ワークで求められる能力を面接でアピールすることが転職成功のポイントです。
後半では、スキルなしでも在宅ワークに転職しやすい職種も紹介しているので参考になれば幸いです。
転職UPPPライター
T.F氏:30代前半
ライター経験8年以上で年間100記事以上を執筆。転職・健康食品・美容などの情報を取り扱うWebメディア企業でライター/ディレクターの経験を積み、その後フリーランスへ転身。Webコンテンツの執筆やWebサイトのディレクション、コンサルなどを経験。今までに6社の転職サイト/エージェントを利用し、現在は転職UPPP編集部で活躍中。
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在宅ワーク・リモートワークとはどんな働き方?
在宅ワークやリモートワークとは、オフィス以外の場所で仕事をする働き方。在宅ワークの場合は基本的に自宅で仕事を行い、リモートワークの場合はカフェなどでも仕事を行うことができます。
チャットツールやビデオ会議ツールを活用して連絡を取るため、場所に縛られることなく働けるのが魅力。通勤の必要もないためプライベート時間を確保しやすく、人気が高まっている働き方です。
とはいえ、取引先との重要な会議や商談、定期的な社内ミーティングなどでは出社が必要になる場合もあります。
このように、在宅ワークは従来とは違う新しい働き方なので、遠隔でもスムーズに業務をこなすためのスキル・能力が必要です。
在宅ワーク・リモートワーク・テレワークなどの違い
在宅ワークやリモートワーク、テレワークなど、最近では様々な名称が出てきています。それぞれの違いが以下の通りです。
在宅ワーク
オフィスだけでなく、自宅でも働ける勤務形態
(オフィスと自宅以外の場所では仕事ができないケースがほとんど)
リモートワーク/テレワーク
自宅以外のカフェなどでも働ける勤務形態
(完全リモートではないため、定期的に出社の必要がある)
フルリモートワーク
完全に出社しない勤務形態。自宅以外の場所でも業務可能。
リモートワークやテレワークは、どちらも「遠隔で働く」という意味なので大きな違いはありません。
在宅ワークは「在宅」と付いている通り、自宅での業務が基本となります。フルリモートワークでは完全に出社の必要性がなく、会社から離れた場所(地方)からでも仕事をすることができます。
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在宅ワーク・リモートワークの導入割合
総務省の調べによると、令和4年時点でのテレワーク導入割合は51%以上。半数以上の企業がテレワークを実施していることがわかります。
また同様の調査で令和2年から令和4年までの期間、テレワーク導入割合は横ばい。テレワーク(在宅ワーク)が定着しつつあると見て取れるため、在宅ワークに必要なスキルを今のうちから身につけておいて損はありません。
在宅ワーク・リモートワークへの転職で求められる8つのスキル
①コミュニケーション能力
在宅ワークへの転職で求められるスキルの中で、特に重要なのがコミュニケーション能力。在宅ワークやリモートワークでは社員と離れて一人で業務を行うため、オフィス環境よりも明確なコミュニケーションが不可欠になるからです。
在宅ワークの会社へ転職するなら、以下の点を伝えるすることでコミュニケーション能力のアピールにつながるでしょう。
- チームとの具体的なコミュニケーション事例
- チームと課題や困難を協力して乗り越えた体験談
- 部下や上司とのやり取りで意識していたこと
- チャットツールやビデオ会議ツールの使用経験
②最低限のPCスキル
在宅ワークの会社へ転職する場合、これらのPCスキルをアピールするには過去の実務経験やプロジェクトを具体的に伝えることが効果的。たとえば、作成したことのあるデータシートやプレゼンテーション資料を見せたり、その経験を伝えたりするのがおすすめです。
社内資料は情報流出を防ぐために「自身で作成したプレゼン資料のテンプレ」など、社内情報を含まないものを見せましょう。
③自己管理能力
在宅ワークやリモートワークではオフィス以外で仕事をすることもあり、プライベートと仕事とのメリハリがつきにくくなりがち。そのため自己管理能力も必要なスキルとなります。
それだけでなく、在宅ワークでは周りに同僚や上司もいないため、たとえば以下のように自分でタスク管理などを行う必要もあります。
- 時間管理
- タスクの優先順位
- スケジュール管理
- 目標設定
- 休憩時間の設定
在宅ワークの会社へ転職する場合、業務やタスクをどのように管理・進行しているのかなど具体的な取り組みを伝えるのが効果的。自己管理能力に自信がない方は、“ToDoリスト”を活用して簡単なタスク管理から始めてみてください。
④ビジネスマナー
在宅ワークでは、オフィスにいるときと同じようにビジネスマナーが非常に重要。家にいてもビジネスマンとしての態度を保って仕事をするためです。
自宅やカフェで仕事をしていると緊張感が薄れ、敬語やビジネス態度が疎かになりがち。遠隔で仕事をしているからこそ礼儀正しい言葉を使い、返信も適切な時間内に行うことが大切です。
また在宅ワークでは取引先とも遠隔でやり取りする機会が増えます。対面で会話しないからこそ、一層信頼を損ねないためにビジネスマナーが重要になります。
在宅ワークの仕事に転職するなら、連絡の速やかな返信やメールでの言葉遣いなどを心がけてください。
⑤課題発見能力
在宅ワークやリモートワークでは同僚や上司にわからないことを気軽に聞ける状況ではありません。そのため自分一人で問題を解決する“問題解決能力”も必要ですが、それ以上に課題を自分で見つける力も求められます。
たとえば、プロジェクトの進行中に効率が悪いプロセスを見つけた場合はそれをただ指摘するだけでなく、より良い方法を考案して提案する姿勢が大切です。
在宅ワークでは基本的に一人で仕事をこなすため、振られた仕事をこなすだけでは評価されにくいからです。
在宅ワークでは、自分で現在のプロジェクトの課題を見つけ解決策を考えることで評価やスキルアップにつながるというわけです。
⑥文章スキル
在宅ワークでは対面でのコミュニケーションが限られるため、メールやチャットツールといった文章でのコミュニケーションが中心となります。遠隔での業務をスムーズに進めるためにも、わかりやすく効果的な表現の文章でやり取りする能力が求められます。
出社すれば口頭で要件を伝えることができますが、在宅ワークでは対面で話せないためそうはいきません。
業務に関するのチャットでの指示が不十分だと、間違った業務進行やタスクの遅延が発生するリスクがあるでしょう。また、誤解を招く表現によって、チーム内での不満やストレスの原因にもなりかねません。
最近では文章術や伝え方に関する書籍が多数出版されているので、文章力に自信がない方は今のうちに学習しておくといいでしょう。
⑦学習意欲・成長意欲
在宅ワークではチームメンバーや上司と物理的に分離されているため、学習のための交流や知識交換の機会が減少しがち。スキルアップや社内評価を高めるためにも、自主学習の意欲は必要となります。
在宅ワークへ転職して成功するためには、自分自身で学習計画を立て新しいスキルや知識を継続的に身に付けることがポイント。オンラインスクールの受講や仕事に関連する書籍からのインプット、業界のウェビナーへの参加などが例として挙げられます。
新しいスキルを身につけることでより多様なプロジェクトに参加できるようになり、自宅に居ながらにして職務の幅を広げることができます。
⑧セキュリティに対するリテラシー
在宅ワークやリモートワークでは、自宅やカフェといったセキュリティーや情報保護の安全性が確立されていない環境で仕事をします。そのため、社内情報の流出を防ぐためにもセキュリティに対する意識は非常に大切です。
よくカフェで仕事をしている人がいますが、あれではパソコンの画面が丸見えなので社内情報が漏れるリスクがあります。
在宅ワークやリモートワークの仕事へ転職希望の方は、以下のセキュリティ対策について事前に知っておきましょう。
- 覗き防止フィルムをPC画面に貼る
- 会社のパソコンで、私用目的の検索/ログイン/ダウンロードを避ける
- 周りに人がいる環境ではイヤホンをしてビデオ会議を行う
実際にテレワーク時に社用PCでSNSにログインしたところウイルス感染して情報が流出した、という事例もあります。
※参考:NTT東日本「テレワークのセキュリティ事故の事例5つ|原因から学ぶ対策法を紹介」
情報流出やウイルス感染のリスクを防ぐためにも、在宅ワークで働く場合はセキュリティ対策を心がけてください。
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在宅ワーク・リモートワークへの転職が有利になる能力3選
プログラミングスキル
以下のグラフの通り、IT人材の人手不足は年々増加すると予想。そのため、プログラミングスキルは在宅ワークへ転職する上でとても有利なスキルとなります。
みずほ情報総研株式会社の調査では、2030年には最大79万人近くのIT人材の人手不足が予想されています。
プログラミングスキルが求められる理由は、多くの企業がデジタル化を進めているから。ウェブサイトの開発、アプリケーションの構築、データ分析、システムの保守など、ビジネスのあらゆる側面で技術的な専門知識が必要とされています。
こういった背景もあり、プログミングスキルは高収入の在宅ワーク転職を狙いやすいでしょう。
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Webデザイン・デザインソフト操作のスキル
在宅ワークへの転職に際して、IllustratorやPhotoshopといったデザインソフトの操作スキルは大きなアドバンテージとなります。
デジタル時代の現在ではウェブサイト、ソーシャルメディア、オンライン広告などの視覚的要素が重要視されています。このため、Webデザインやグラフィックデザインのスキルは様々な業界で需要が高まっているからです。
Webデザインができる方はポートフォリオを作成しておくことで、在宅ワークへの転職時に効果的にアピールできます。
マーケティング・SEOスキル
オンラインで自社の製品やサービスをPRする現代では、マーケティング戦略の策定やオンラインでのブランドの可視性を高めるSEOスキルが重宝されています。
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検索エンジンからサイトに訪れる人を増やすことで、Webサイトの成果を向上させる施策のこと。特定のキーワードで検索された場合の検索結果で、自分のサイトのページを上位に表示させるように、ページやサイト、さらにサイト外の要因を調整することが多い。
スキルなしでも在宅ワークに転職しやすい職種
特別なスキルや資格がなくとも、以下の職種であれば在宅ワークとして転職しやすいです。
- 事務職
- Webライター
- 営業職
- ECサイトの商品管理
- 在宅カスタマーサポート(コールセンター)
最近ではクラウドサービスを使った書類の共有やスケジュール管理が主流となっているため、基本的なPC操作ができれば事務職で在宅ワークが可能です。
また、未経験者歓迎の企業であれば、Webライターや営業職もスキルなしから在宅ワーカーとして転職しやすいです。
最近では在宅のカスタマーサポート(コールセンター)もあります。事務作業や専門的な作業に自信がない方は、在宅のカスタマーサポートの仕事を探してみてはどうでしょうか。
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スキルなしの人は「研修制度が整った企業」への転職もおすすめ
スキルなしから在宅ワークへの転職を目指す方にとって、研修制度が整った企業への転職はおすすめ。研修制度が整った企業なら、自己管理のコツやコミュニケーション方法などを研修の中で学ぶことができるからです。
たとえば、オンラインコミュニケーションのエチケットや効果的なデジタルツールの使い方など、在宅ワーク独特のスキルも身につけることができるでしょう。
また、研修制度のある企業では、実務経験を積む過程で徐々に専門的なスキルを習得できます。
「スキルに自信がないが在宅ワークを希望している」という方は、未経験歓迎で研修制度が整った企業を探してみてください。
働きやすい企業を効率よく探す方法を今すぐ見る
転職前に在宅ワークに必要なスキルを身につける方法
専門的なスキルに自信のない方は、在宅ワークで求められる能力を以下の方法で在職中に身につけておきましょう。
- 転職希望の業界・職種に関する専門書で独学する
- セミナーや勉強会に参加する
- オンラインスクールや学習アプリを活用する
ビジネスマナーやコミュニケーション能力はビジネス書といった専門書籍で独学可能。インプットした内容を現職で実践し、転職面接でアピールすると選考で評価を得られやすいです。
また、在宅ワークの基礎知識や転職のコツを聞けるセミナーや勉強会も開催されています。「自分一人では不安」という方は、セミナーなどに参加するのもおすすめです。
また、プログラミングや英語、マーケティングのスキルはオンラインスクールで習得可能。専門スキルを身につけて、高収入の在宅ワークへ転職したい方はスクールを活用してください。
【まとめ】必要なスキルをアピールして在宅ワークへの転職を実現
今回紹介したスキルは、在宅ワークをする上で必須と言えるものばかり。在宅ワークを導入している会社へ転職希望の人は、「在宅ワークで求められるスキル」をアピールすることが転職成功のポイントです。
- コミュニケーション能力
- 最低限のPCスキル
- 自己管理能力
- ビジネスマナー
- 課題発見能力
- 文章スキル
- 学習意欲・成長意欲
- セキュリティに対するリテラシー
転職サイトやエージェントでは、「在宅ワーク可・リモートワーク可」の求人が増えてきています。どのような求人があるか気になる方は、求人だけでもチェックしてみてください。
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参考サイト
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T.F氏:30代前半
ライター経験8年以上で年間100記事以上を執筆。転職・健康食品・美容などの情報を取り扱うWebメディア企業でライター/ディレクターの経験を積み、その後フリーランスへ転身。Webコンテンツの執筆やWebサイトのディレクション、コンサルなどを経験。今までに6社の転職サイト/エージェントを利用し、現在は転職UPPP編集部で活躍中。
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